Click Here!


(記者)よろしくお願いします。

(浅尾)よろしくお願いします。(笑)

(記者)改めてこういう形でインタビューするのって変な感じですね、『はじめまして』でもないですし、『お久しぶり』でもないですし・・・(笑)

(浅尾)そうですね(笑)

※記者は以前から浅尾さんに注目し取材を続けていて、所属事務所の『ケイブロス』さんともお付き合いがあったので、先日『ケイブロス』の草野球大会で浅尾さんとお会いしたばかり。

(記者)浅尾さんはビーチバレーのプロ選手としてご活躍なのですが、最近の成績や、近況についてまずお話を伺いたいんですけど。トーナメントに本格的なフル参戦されているのは確か今年からですよね。

(浅尾)そうです。

(記者)それでは、それぞれの大会の情報についてはあとで、また詳しくお話を伺っていきたいと思いますが、初のフル参戦をしているシーズン序盤戦がおわったって感じなのかなと思うんですけど、どうですか?戦ってみた感想としては。

(浅尾)去年は国内はひとつしか出場してなくて、海外のいくつかの大会にスポット参戦してたんですけど・・・今年はもう3つの国内大会に出場しましたし・・・。去年海外を見てきて、日本の選手とまったく違うんですよ。

(記者)プレースタイルが?

(浅尾)はい、それに切り替えじゃないですけど・・・。海外の選手とやるんだったら、強打を中心にやっていかないとダメだし、日本の選手とやるときはテクニックを使ってくるんですよ。海外の選手はそういうのほとんどないんですよ。その切り替えを清家さん(注:清家ちえさん シドニー五輪代表 今年の浅尾さんのパートナー)にもよく言われるんですけど・・・、まだできてないから、日本の大会が変な感じがするんですよ。まだなれてないっていうか・・・。海外の試合も3試合ぐらいしかやってないんですけど、高校卒業して1年目に海外でやった印象が強くて・・・う〜ん・・・

  (記者)あぁ、ビーチバレーを始めて自分が『あぁ、ビーチバレーって、こういうスポーツなんだ・・』って思っていた印象が、もっとインドアバレーに近いイメージで、どちらかって言うと強打で責めてくると思っていたのが、ポーキー(いわゆるフェイント)とか使って揺さぶってくるというかんじで・・

(浅尾)はい。

(記者)なるほどね〜、僕らも今回こういう形でお付き合いをさせていただくことになって始めて生でビーチバレーを見たんですけど、ビーチバレーってものすごくメンタルの要因が大きいスポーツなんだなって言うのが正直な感想だったんですよ。確かに肉体的にもものすごくハードで、炎天下に砂で足場の悪い中でボールを2人で、8×8mのコートの中を追っかけていくスポーツだという事で、どうしても肉体的なところにばっかり目がいっていたんですけど、いざ、試合を見させていただくとメンタル的な要因で一気に試合の流れが変わってしまうって言うか・・・

(浅尾)そうですね、もう、片方の選手に狙う方を先に決めて、そっちばっかりサーブで攻撃されるので、精神的には強くないと・・・私はまだまだなんですけど・・・







(記者)今、自分に一番足りないところってどこだと思いますか。

(浅尾)足りないところ・・・去年までの大会では、私が狙われる事ばっかりだったんですよ。でも、今年の日本の大会だと清家さんが狙われるんですよ。わたしが、セット(トスアップ)があんまり上手ではないって事もあるんですけど。そうすると、狙われなかったことがないから、狙われているパートナーにどう言って励ましてあげてフォローすればいいのかまったくわからないんですよ。今その辺を意識しながら練習もやってるんです。

(記者)インドアで高校時代バレーをやってたときって、確か・・・

(浅尾)レフトです。

(記者)そうですよね・・・。いわゆるエースのポジションじゃないですか。僕らはバレーって言うとテレビでいわゆる実業団リーグとか全日本の試合しか見る機会がないんですけど、レフトってどちらかというと引き気味に構えて、ともかく自分のところにトスアップされるのを待ってるポジションってイメージが強いんですけど、高校バレーもおんなじなんですか?


  (浅尾)そうですね、私の場合ほとんどサーブカットとかレシーブとかしなくてリベロ(レシーブ専門のポジション)に任せて、ほとんどスパイクを打つだけって感じだったんですよ。それがビーチに変わったら全部自分でやらなければいけないんで、トスもパスもレシーブも・・・最初はもう戸惑いばっかりでした。今まで撃つばっかりだったのにって・・・

(記者)じゃあ、当面の課題としてはオールラウンドプレーヤーとしてどうバランスを取っていくかって言うところって感じですかね

(浅尾)そうですね、すべてのプレーが出来ないとビーチバレーではだめなんで

(記者)でも、結構いいところ行ってますよね。惜しいなっていう。ベスト4もう一歩っていう試合がすごく多いじゃないですか。

(浅尾)そうですね

(記者)点数見ててもタイブレイクになって、結果的に残念ながら落としてるっていう試合がすごく多いと思うんで・・・。そこってなにが足りてないのかな?

(浅尾)自分じゃわかんないんですけど、周りの方に言われるのはまだ経験が浅いんで、こういう時に絶対こういうプレーをしちゃダメとか、こういう時にこういう風に攻めないとダメとか、そういうのがまだまだわかってないって言われます。そういうのは練習でカバーするのも、もっともなんですけど、やっぱり経験してやっていかないとわからないんで・・・

(記者)そうですね

(浅尾)逆にその分、清家さんがたくさん経験してるんで教えてくれるんですけど


閉じる

Click Here!

Copyright (C) nhr.Inc All rights reserved.